発売日が決まりました。私の新刊『大人になること』、7月14日に書店に並びます。その日に並ばない店もありますが。そもそも取り扱ってくれないお店もありますが。まあ、これは取次や営業の問題で、私の責任ではありません。悪しからず。
さて、10年ぶりに出すこの本について、発売日まで 1カ月ありますし、裏話的なものをつらつらと書いてみようと思います。 BEHIND THE SCENE的なもの、略してBTS。短い間となりますが、どうぞおつきあいくださいませ。
まずは本の概要を。内容は、帯コピーにあるように、中年中期から後期において、私が経験したことや、感じ考えたことをまとめたエッセイ集――なのですが、少し構成が変わっておりまして、全体でひとつの物語のようになっています。ドキュメンタリーというか、私小説というか、もう若くはない女(私)の成長譚でもあります。ですから、同世代の方が身近に感じるであろうエピソードも多いと思いますし、また、私より下の世代の方が読めば、おお~、年をとってもいろいろあるんだな~と感じられるのではないでしょうか。いや、本当にいろいろあって大忙しでした、50代。まだ50代だけど。
私自身、若い頃、中年になったら、身も心もいい感じに仕上がって、凪のような日々を送るのだろうと想像していたのです。何なら退屈しちゃうんじゃないの?ぐらいに思っていて。浅はかにも。でも、全然そんなことなかった、考えなければならないことがたくさんあった、良くも悪くも大変だった、そして、とてもエキサイティングだった、そんな話です。
というわけで本日はここまで。また近々。

『大人になること/長谷部千彩』
2026年7月14日発売 亜紀晝房
いまからでも叶えられる夢って何だろう?
大人になるために、もう一歩大人になるために、
50代の私はその断片(ピース)を探し続けた。
コロナ禍、義母との別れ、仔犬との出会い……
揺れながら迷いながら、80のエッセイで紡ぐ10年の物語。
長谷部千彩

